40歳からばたついています

40歳初産の記録。妊娠~保活など

出産準備(里帰りしない理由)

2018年2月下旬、産休に入りました。

有休消化などという文化がなく‥きっちり産休規定通り6週前まで働きましたが、最後の10日間は正直通勤と夜間頻尿と胎動による睡眠不足で体力面できつかったです。個人差なのか年齢なのか、臨月に入ってからだいぶやつれました。

産休に入りまずとりかかったことは、里帰り無し・ワンオペ出産の準備と、保活でした。

 

里帰りしない理由は、親との関係性と、そもそも必要性を感じないということです。

ちなみに実両親は隣市、義両親は新幹線を使う距離で双方ともに健在です(60代~70代、皆働いていない)実両親は里帰りすると思い込んでいたようですが、私は断固拒否しました。何より親とは合わない。ソフトな毒親というべきか、過干渉、ずれていて変に固執したルールを定めた下で育てられてきて、もう親と密な関係を取るのが嫌だったのです。

母親は自分の人生になぜか自信を持っていて、同じような人生を送ってもらいたい、でも無意識に自分より不幸であってほしいという、実子にマウンティングを取ってくる状態で全く理解できず。一方周りからは理想的で素敵な家族と思われたい。のに子供は従わないから空回りと独り相撲状態なのです。ちなみに父親は見て見ぬふりという感じ。

一人暮らししたときに、もっと早くでればよかったんだと洗脳からとけた状態に陥り、以降没交渉でした。連絡も会いたいといわれてものらりくらりとかわし、手紙・宅配の類は捨て、年に2,3回数時間会うだけ。同棲も入籍も直前に言い、結婚式の内容は事後報告、今回の出産も安定期に入っての報告でした。

ここ数年、毒親や母と娘に関する本などが出てきて、同じような人が一定数いるというのがわかったのと、時代とともに価値観が変わっていっているのには救われる思いはあります。ただどれだけ関連本を読んでも抜本的な解決にはならなく、私の場合は断絶ではなく距離を保っていこうという結論しかなくて。当事者以外には理解されないため巻き込みたくない気持ちが強いです。

里帰り出産しない話に戻ります。

私の周囲の人に限ってみれば、理由はともあれ意外と里帰りしていないひとも多い。体験談などを聞いてみたところ皆口をそろえて「第1子なら平気だよ」ということで、あっさり心は決まりました。里帰りした人はしきりに一人は無理だと言いますが、そこは「まだ決定事項ではないからねー」とやんわりスルーしました。

 

また、親との関係とは別に、新生児から夫には当事者として向き合ってもらいたいというのがありました。共働きを選択している家族なんだから大変な時も助け合って生きていくのを実践的にやってみたい。

夫は自分の育った家族のような家庭を願っているようですが、父親は外で、母は専業主婦でうちのことを、という環境を踏襲するのは、なにがなんでもできません。

 

それでも夫は、里帰りしたほうがいいんじゃないかといいました。悠々自適を満喫したい‥のかもしれませんが(笑)、出産イコール里帰りと思い込んでいるのです。

私と親との関係は変だとは思っているけれど結局は分かってもらえません。夫の両親は子供への愛情がゆがんでない平和な家庭です。世界が違いすぎるのだと思います。そこは理解されなくてもいいから、私の心が保てる環境を尊重してほしいと、里帰り無しに同意を得ました。

問題の実親は、「里帰りを受け入れて娘と孫をかわいがる自分」に固執して何度も説得にかかりました。”周りにどう思われると思ってるの?お母さん恥ずかしい”とか。

たしかに義両親は、不思議、もしくは不信感を持ったかもしれませんが。

でも『自分が一番落ち着ける環境で、未知な産後を過ごす』ということは譲ることなく、里帰り無し出産に臨むことに決めました。

 

母子手帳交付の際や、産院の助産師面談で里帰りのことを聞かれますが、「する予定にはなっているが、親の体調が良くないので、あらゆる手段は考えておきます」とウソをつきました。深入りされたくないので。

ちなみにこういう個人的なことで市の産後ヘルパーを使うのは本当に困窮している方に申し訳ないので、外部を使うのは民間の家政婦派遣的なものを使用することに決めました。

 

今、振り返ってというか、結果的には

「事前準備とネットスーパーさえあれば、何とかなった」ということです。

ちなみに母親も譲らず、週1~2日来ましたが、話し相手というくらいでしょうか。また孫と祖母の関係性を考え、受け入れたというのもあります。こんな母娘ですが、私は祖母は好きだったのです。私の遺恨でそこの関係性をハナから断ち切るのはどうかとも思ったのも事実です。

あとは義両親にも「親が来てくれて助かってます」の姿勢は見せれたので、平和にまとまった感はあるかもしれません。

夫も、退院後から娘と一緒の部屋で寝て、現在までも1日1日の成長を楽しそうに感じ取っているので、その点でもよかったとは思います。

 

またここも結果的になりますが、出産まで大きく体調を崩したりトラブルがなかったこと、難産でしたが産後の体調にも、娘の体調にも大きな問題がなかったことは大きいです。

こればかりは予測不可能ですので、やはり事前準備は必要だと思います。

 

個人的なことをつらつらを書きましたが、おそらく同じようなことで悩んでいる方も一定数いるのではないかと思い、いち体験談としていただければと思います。

実際の準備は別記事にて書いていきます。